1977-03-11 第80回国会 衆議院 商工委員会 第5号
○加藤(清)委員 一億四千四百万ドルというのは、糸と生地と縫製加工品に区別してまいりますと、何が一番多いのですか。
○加藤(清)委員 一億四千四百万ドルというのは、糸と生地と縫製加工品に区別してまいりますと、何が一番多いのですか。
ところが、アメリカが台湾や韓国に対して制限している繊維の内容は、原料の合繊を初めとして製品に至る、縫製加工品に至るまで制限しておるのです。日本のものはお人形に着せた衣類まで規制の対象にしておるのですよ。しかも、コットンのごときは縦六十四品目、横四季節割りのシッピングに間に合わせろと言って、そういう過酷な制限までしておるのですよ。アメリカが台湾や韓国に行ったことがなぜ日本にできぬのですか、大臣。
それは綿糸だけでなしに、二次製品、縫製加工品を入れると、あなたのような御答弁にはならないのです。たいへんな量なんですよ。今年だけで綿糸に計算して四十五万六千九百コリになっているのです。日本の国内の綿糸の全生産高の二割が入ってきているわけです。しかも安い労働賃金の東南アジアの各国でつくられたものが入ってくる。それが今日のいわゆる繊維不況の基本になっているわけです。
○磯野政府委員 三十六品の中身は、綿布の関係の第一次製品が十七品目、それから、いろいろこまかい第二次製品、縫製加工品が十九品目でございます。十七品目の第一次製品の中の典型的なものを申し上げますと、たとえばギンガムでございますとか、別珍でございますとか、プリント・クロス、シャーチング、それからギンガムを除きました糸染め綿布でございますとか、そういうふうな綿布の関係が十七品目であります。